カーボン系両面粘着
テープ
T-9140ライン
T-9140ライン品は、静電気帯電の接地用に開発された半導電性テープである。接地に、良導電性の粘着テープを使用すると、被貼体側から大電流が逆流して来て、それが放電すると電子部品の損傷、溶剤ガスや粉塵の爆発の元になる。この大電流を流させない抵抗効果を持たせるために半導電性にしてある。また、剥離する時に被貼体に糊残りが無い大きな特長がある。
特長 ・ 半導電性(厚み方向で103Ω以上)である。
・ 若干厚みがあり、若干のクッション性ある。
・ 剥離紙を剥がせば、即使用可能である。
・ 剥離後の被貼体での糊残りが無い。
用途 ・ 導電マット、導電タイル、導電カーペットの接地型貼り付け
・ LCDの配向膜の製作時の傷を付けるマットの貼り付け
・ その他電子部品の接地用貼り付けなど
電顕 ・ 試料をこのテープで試料戴台に貼り付けて電子顕微鏡で観察すると、拡大観察と元素分析がかのうである。
構成
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← 半導電性カーボン系粘着層(アクリル系)(45μm) |
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← 不織布(ポリエステル系)(40μm) |
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← 半導電性カーボン系粘着層(アクリル系)(45μm) |
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← 両面剥離紙(紙製)(130μm) |
特性 ・ 厚み方向の電気抵抗値:1KΩ以下
・ 接着強度: 1,100gf/インチ(180度ピーリング)
・ 保持力: 0.2秒 (JIA Z 0237による1時間後)
・ 使用可能温度:0~80℃(摂氏)
サイズと品名 510mm(幅) × 20m(長さ)…T-9149
50mm(幅)× 20m(長さ)… T-9145
* 50mm以外のご要望のサイズは、T-9149よりお切り致します。
* 1MΩの高抵抗値にT-9188を用意しています。